小さな1歩の積み重ね。

「もっとなにかをつくってみたい!」とモノヅクリに感動した私は、もっとなにかつくれないか、という思いの元、大学にあるチラシを漁りまくりました。

そして出会ったのがこちらのコンペ。

www.pressnet.or.jp

  (受賞作のリンクに飛びます)

テーマは「日本」/提出形式はポスター。

ポスターとか絵具でしか書いたことのない私にとってなにをすればいいのか未知数でした。きっとこの前会った教授がなにかおしえてくれるだろう!と他人任せな私はとりあえず見つけた教授の元へとダッシュ。

 

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(一年のときの自分とかこんなにぶっ飛ばしたいんですね。)

「おー、そうか。じゃあ、日本ってことばの言い換え、たくさんつくってきて。」 

よくわからないまま、日本とはなにかを考える毎日。今まで漫画以外の冊子を積極的に手にとってこなかった私が、必死になって本を読みふけった初の瞬間でした。

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とりあえず、やってみたものの。

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「うーん、もっと考えてきて?笑」というおことば。

今見返しているのですが、ものすごい浅いですね。

でもそのときの私からしたら、「え、まって私ずっとそのことばっかり考えていたのに?まだ出さなきゃいけないの?」ロゴのように安直に行くと思っていた私にはとてつもなくつらい作業になりました。

キャッチコピーなんて書いたことの私。教授を見かけては、コピーを見せるもOKはでず。ちょっとこの作業向いてないんじゃないか、なんて半泣きになりながらたくさんコピーを出していると、気づけば教授の部屋に突撃しまくるお昼休みと化していました。だんだんいやになってきたとき、ふと和英辞典に目が入りました。

 

「そういや、なんで日英辞典じゃないんですかねー?」

「ぐぐって。」

「え、「和」ってめっちゃいい意味じゃないですか。」

「たしかに。じゃあこの方向性で考えてきて」

「おいっす」

 

そんなこんなでコピーではなく意味の列挙にすこし先生の手を借りて、工夫したのが私の人生初コピーになります。

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わ【和】

仲良くすること。

仲直りをすること。

争いをやめること。

調和のとれていること。

加えて得られる結果。

互いに相手を大切にし、協力し合う関係にあること。

日本のことを指す。 日本のむかしの呼び名。

ー和の国の人だもの。

 

グラフィック制作話はこちら。

yxmk.hatenablog.com