minneの事業展開が気になっている
2012年にローンチしたハンドメイド作品のマーケットプレイス。現在、作家数は17万人、作品数は200万点を超えるサービスに。
「minneみてたら1日つぶれたわ〜」という1・2年の女子大生からなにげない会話で聞いたことば。公式ツイッターでの #minne本日のおすすめといういわゆる【広告くさくない】シンプルな投稿や、アプリのUIデザインの可愛さに惹かれてるっぽい。上記のことばがずっと耳に残っていて、最近minneをみる回数が無意識に増えた。
素朴な色合いがたまらないネイルチップ。 #minne本日のおすすめ https://t.co/v6d9fEaQE4 pic.twitter.com/pcrAkmjE1w
— minne (@minnecom) 2016, 1月 6
minne公式Twitterより。
minneは作家と購入者はもちろん、多ジャンルの企業を含めると【いろんな人】を巻き込み大きくなっている。インターネットだけじゃなくて現実世界にどんどん拡張してきていて、次はどういう施策をとっていくのか、めちゃくちゃ気になっている。というわけでminneの2015年の施策について見ていこうと思いましたが、こちらに詳しく纏められていました。記事の中でも気になった施策をざっくり3つの枠にわけてどういう風な展開を見せているか、ちょっと注目していきたいと思います。
①アプリを補強するメディアをつくる
テレビCM / みんなのハンドメイド本 minne HANDMADE LIFE BOOK / minne本
ハンドメイド大賞は『クラフトハートトーカイ』をはじめとした 手芸専門店を全国に展開する藤久株式会社と共同で開催しているがminneのインパクトが強いのでこちらに。また、「みんなのハンドメイド本 minne HANDMADE LIFE BOOK」第2号の発売の作品募集やアンケートを実施して、雑誌に掲載するコンテンツをユーザーとつくる試みも。
②他組織を巻き込み事業を補強していく
作品を届ける「minneオリジナルデザインBOX」 / コラボプロダクト / 企業コラボ大賞 / minne企業内ショップ / 映画タイアップ / 伝統工芸品とコラボ
③リアルイベント
ハンドメイドスペース「minneのアトリエ」 / 販売イベント
東京だけではなく、大阪や福岡など地方のマーケットイベントを参加しているのもすごい。
交流の場【minneのアトリエ】
上記の中でもminneのアトリエが一番気になっています。IID世田谷ものづくり学校(世田谷区から借り受け、再生活用した施設)のとkiito(神戸市の施設)などにあり、こういう地域とつながっていこうとする試みもおもしろい。
↓ アトリエイベントの中でも気になっているものはこちら ↓
【minneの勉強会】
◆おもな講義内容
・作品の魅力を伝えるための写真とは?
・作品説明で必要な情報とは?
・作品の販売価格の設定方法とは?
・minneに出品する際のポイントとは?
・作品へのアドバイス
※)講義の内容は変更になる場合がございます。
商品の撮影方法 や ネットショップの開設など 作家さんのわからない「もやもや」をリアルで解消しているのはとてもリアルとネットの境界線が曖昧になってきた今っぽい。ネットのもやもやをネットで共有するともっともやもやするから。「商品の撮影方法」など会話の共通コードがあると作家さん同士すごく仲良くなりやすいと思う。
地域の施設を借りることで地域コミュニティー形成にもなるし、親和性高すぎる。作家さんのモチベーションアップはもちろん、運営が生の声が拾える仕組みになっているのがミソ。撮影会などの勉強会での交流が一番効果としては大きいと思う。(#minne本日のおすすめ が作家さんの写真を使っているのであればなおさら。)
リアルイベントでのポイントなのはminneをしらない作家さんも参加しやすい、ということだと思う。インターネットに疎い作家さんだっているかもしれない。そういう人に寄り添い、どんどん新しいユーザーが増えていって新しいクライアントとどんどんたのしいことを創っていくんやろうなあ。
パルコと3月からはじまる各地域の作家が出展する対面販売イベントも注目していきたい。